上下方向における融像幅の正常範囲はどれか。
上下方向における融像幅の正常範囲はどれか。
- ⑴ 1〜2°上下方向の融像幅は正常でも1〜2°程度と狭いです。
- ⑵ 4〜6°4〜6°は上下方向の融像幅としては広すぎます。
- ⑶ 7〜10°7〜10°は上下方向の融像幅としては広すぎます。
- ⑷ 14〜18°14〜18°は水平方向の輻湊側の融像幅に近い値です。
- ⑸ 20〜25°20〜25°は水平方向の輻湊側の融像幅の値です。
解説
正解は⑴です。融像幅は、両眼の像を一つにまとめ続けられる眼位の変化の範囲で、方向によって大きく異なります。水平方向では輻湊側が広く(大型弱視鏡で約20〜30°程度)、開散側は数度です。上下方向の融像幅は非常に狭く、正常でも1〜2°(約2〜3Δ)程度にとどまります。このため、わずかな上下偏位でも複視を自覚しやすく、上下斜視ではプリズムによる補正が有効になることが多いです。回旋方向の融像幅は上下より広く、数度あります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp200414-10.html)を加工して作成