複視を生じないのはどれか。
複視を生じないのはどれか。
- ⑴ 甲状腺眼症外眼筋の肥大で眼球運動が制限され、複視を生じます。
- ⑵ 乳児内斜視乳児期に発症し斜視眼が抑制されるため、複視は生じません。
- ⑶ 外転神経麻痺外直筋の麻痺で内斜視となり、同側性複視を生じます。
- ⑷ 眼窩吹き抜け骨折外眼筋の絞扼で上下の複視を生じます。
- ⑸ 慢性進行性外眼筋麻痺左右差のある運動障害で複視を生じ得ます。
解説
正解は⑵です。乳児内斜視は生後6か月以内に発症する内斜視で、視覚の発達途中に斜視が生じるため、斜視眼の像は抑制されて複視は自覚されません。抑制が働く代わりに、両眼視機能の発達が障害されます。甲状腺眼症、外転神経麻痺、眼窩吹き抜け骨折は、両眼視が確立した後に眼位ずれが生じるため複視を自覚します。慢性進行性外眼筋麻痺は緩徐に進むため複視が目立たないこともありますが、本問では複視を生じ得るものとされています。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp200414-10.html)を加工して作成