動脈硬化症の進行度を判定する部位はどれか。
動脈硬化症の進行度を判定する部位はどれか。
- ⑴ 角膜角膜は無血管組織で、動脈硬化の判定には用いません。
- ⑵ 前房前房は房水で満たされた空間で、血管は観察できません。
- ⑶ 水晶体水晶体は無血管組織で、動脈硬化の判定には用いません。
- ⑷ 硝子体硝子体は無血管のゲル組織で、動脈硬化の判定には用いません。
- ⑸ 網膜網膜血管は直接観察でき、Scheie分類などで動脈硬化の程度を判定します。
解説
正解は⑸です。網膜の血管は、生体で唯一、動脈と静脈を直接観察できる血管です。動脈硬化が進むと、網膜細動脈の反射が亢進して銅線状・銀線状動脈となり、動静脈交叉部で静脈が圧迫される交叉現象がみられます。これらの所見はScheie分類などで程度を判定でき、全身の動脈硬化の進行度を推定する手がかりになります。角膜、前房、水晶体、硝子体には血管がなく、動脈硬化の判定には用いられません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp180511-10.html)を加工して作成