部分調節性内斜視の斜視角で正しいのはどれか。
部分調節性内斜視の斜視角で正しいのはどれか。
- ⑴ 下方が上方よりも10 Δ以上大きい。上方と下方の差はA-V型斜視の評価で、部分調節性内斜視の定義ではありません。
- ⑵ 遠見が近見よりも10 Δ以上大きい。遠見が近見より大きいのは開散不全などの特徴です。
- ⑶ 遠視の完全矯正で10 Δ以上残存する。遠視を完全矯正しても10Δ以上の内斜視が残るのが特徴です。
- ⑷ 近見に+3.00 D 負荷で遠見と等しい。+3.00D負荷で近見と遠見が等しくなるのは高AC/A比の内斜視の特徴です。
- ⑸ 遠見に-3.00 D 負荷で10 Δ以上増大する。凹レンズ負荷による変化はAC/A比の評価で、部分調節性の定義ではありません。
解説
正解は⑶です。部分調節性内斜視は、遠視による調節性の成分と、それとは無関係な非調節性の成分を併せ持つ内斜視です。遠視を完全矯正すると斜視角は減少しますが、10Δ以上の内斜視が残存するのが定義上の特徴で、残った角度には手術を検討します。完全矯正で正位化する(または10Δ未満になる)ものは屈折性調節性内斜視です。近見の斜視角が遠見より大きいのは高AC/A比の調節性内斜視の特徴です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp160411-07.html)を加工して作成