77 歳の男性。視力は右0.4(1.0×-1.25 D ○ cyl-0.75 D…
77 歳の男性。視力は右0.4(1.0×-1.25 D ○ cyl-0.75 D 90°)、左0.3(1.0×-1.75 D)、緑内障で定期的に視野検査をしていたが、今回、右眼の検査の途中で「検査を続けられない」と顎台から顔を離してしまった。検者の対応で誤っているのはどれか。
- ⑴ 休憩を促す。疲労を回復させるため休憩を促すのは適切な対応です。
- ⑵ そのまま検査を続行する。患者が中断を訴えているのに続行すると信頼性が下がり、不適切です。
- ⑶ 検査の目的を再度説明する。目的を再度説明することで、検査への理解と協力が得られやすくなります。
- ⑷ 「検査を続けられますか」と言葉を返す。患者の意思を確認する声かけは適切な対応です。
- ⑸ 検査中の姿勢が苦しくなかったかどうか尋ねる。顎台の高さなど姿勢の問題を確認し、改善するのは適切です。
解説
正解は⑵です。視野検査は患者の集中と協力が結果の信頼性を左右する自覚的検査です。患者が「続けられない」と顔を離した状態で無理に続行すると、固視不良や応答の誤りが増えて信頼性の低い結果になり、患者との信頼関係も損ないます。まず休憩を促し、姿勢がつらくなかったかを尋ね、検査の目的を改めて説明して、続けられるかを確認するのが適切です。高齢者では疲労に配慮した検査の進め方が大切です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp160411-07.html)を加工して作成