ある市が新しい図書館を建てる。設計の段階から、文字の大きな案内表示、背景と文字の…
ある市が新しい図書館を建てる。設計の段階から、文字の大きな案内表示、背景と文字の明暗の差がはっきりした配色、段差のない入口を取り入れ、高齢者、子ども、視覚障害のある人など、誰にとっても使いやすい建物にした。この取り組みの基になっている考え方の説明として最も適切なのはどれか。
- ⑴ 本人が自分で選び決める力を高めるよう、相談を重ねて意思決定を支える。本人の決める力を高める支援はエンパワメントの考え方で、建物の設計の工夫とは別のものです。
- ⑵ 障害のある人を専用の施設に集め、専門の職員がまとめて支援する。専用の施設に集めて支援する考え方は、地域で共に暮らすことを目指す現在の考え方とは逆の方向です。
- ⑶ 失われた機能の回復を目指して、病院で集中的に訓練を行う。機能の回復に向けた集中的な訓練は医学的リハビリテーションの考え方で、建物の設計の考え方ではありません。
- ⑷ すでにある段差や障壁を、障害のある人が使えるように後から取り除いていく。後から障壁を取り除く考え方はバリアフリーで、新しく建てる段階から全員を想定する取り組みとは異なります。
- ⑸ 年齢や障害の有無によらず、はじめから多くの人が使いやすく設計する。建てる前の設計の段階から、誰もが使いやすい形を目指すのがユニバーサルデザインの考え方です。
解説
最も適切なのは、年齢や障害の有無にかかわらず、はじめから多くの人が使いやすいように設計するという考え方です。これをユニバーサルデザインといいます。この図書館では、建てる前の設計の段階から、高齢者や子ども、視覚障害のある人を含む誰もが使いやすい表示や配色、入口を取り入れています。すでにある障壁を後から取り除くバリアフリーとは、出発点が異なります。
当サービスが作成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。