30歳の女性。夕食を終えて、ソファでゆったりとくつろいでいる。このとき体の中では…
30歳の女性。夕食を終えて、ソファでゆったりとくつろいでいる。このとき体の中では副交感神経の働きが交感神経より優位になっている。この状態で起こる体の変化として正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 瞳孔散大筋が収縮して、瞳孔が大きく開いて光を多く取り込む。瞳孔散大筋は交感神経で収縮します。副交感神経が優位なときは瞳孔括約筋が働き、瞳孔は小さくなります。
- ⑵ 皮膚の細い血管が縮み、全身で汗の量が増える。皮膚の血管の収縮と発汗の増加は、交感神経による変化です。
- ⑶ 肝臓でグリコーゲンの分解が進み、血糖値が上がる。グリコーゲンの分解を進めて血糖値を上げるのは、交感神経とアドレナリンの働きです。
- ⑷ 心臓の拍動がゆっくりになり、1分間の心拍数が減る。副交感神経は迷走神経を通じて洞結節に働き、心拍数を減らします。
- ⑸ 胃や腸の動きが活発になり、消化液の分泌が増える。副交感神経は消化管の運動と消化液の分泌を促し、食後の消化を進めます。
解説
正しいのは、心拍数が減ることと、消化管の動きと消化液の分泌が増えることです。副交感神経は休息や消化に向けて体を整える神経で、食後のくつろいだ状態で優位になります。迷走神経は心臓の拍動をゆるめ、胃や腸の動きを高めます。一方、瞳孔を広げる、血糖値を上げる、皮膚の血管を縮めて汗を出すといった変化は、緊張や運動のときに働く交感神経によるものです。
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