45歳の男性。網膜色素変性で夜盲があり、夕方以降は一人で買い物に出かけられない。…
45歳の男性。網膜色素変性で夜盲があり、夕方以降は一人で買い物に出かけられない。同居する妻が夜の外出に付き添ってくれ、最寄りの駅には点字ブロックが整っている。もともと人付き合いが好きで、気持ちを切り替えやすい性格である。この事例を国際生活機能分類(ICF)で整理したとき、環境因子にあたるのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 人付き合いが好きで、気持ちを切り替えやすい。性格や生き方は本人に属する特徴で、ICFでは個人因子にあたります。
- ⑵ 暗い場所では、物の輪郭がほとんど見えない。暗い所で見えにくいことは視覚の機能の低下で、ICFでは心身機能・身体構造の機能障害にあたります。
- ⑶ 夕方以降は、一人で買い物に出かけられない。一人で買い物に行けないことは個人が行う行為の困難で、ICFでは活動制限にあたります。
- ⑷ 同居する妻が、夜の外出に付き添ってくれる。家族による支援や手助けは、ICFでは環境因子の「支援と関係」に含まれます。
- ⑸ 最寄りの駅のホームに、点字ブロックが整っている。建物や公共の設備の整備は、ICFでは本人をとりまく物的な環境因子にあたります。
解説
環境因子にあたるのは、妻の付き添いと駅の点字ブロックです。ICFでは、生活機能を心身機能・身体構造、活動、参加の3つで捉え、これに影響する背景因子として環境因子と個人因子を置きます。家族の支援や公共の設備は本人をとりまく環境因子です。夜盲は心身機能の障害、一人で買い物に行けないことは活動制限、性格は個人因子にあたります。環境因子は支援の手がかりになります。
当サービスが作成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。