22歳の学生。大勢の前で発表する直前に強く緊張し、交感神経の働きが高まった。この…
22歳の学生。大勢の前で発表する直前に強く緊張し、交感神経の働きが高まった。このときに体の中で起こる変化として正しいのはどれか。
- ⑴ 膀胱の排尿筋が縮んで、尿を押し出そうとする。排尿筋を収縮させるのは副交感神経です。交感神経は排尿筋をゆるめ、尿をためる方へ働きます。
- ⑵ 腸の蠕動運動が強まり、消化と吸収が進む。腸の蠕動を強めるのは副交感神経です。交感神経は消化管の動きを弱めます。
- ⑶ 唾液腺から、さらさらした唾液が多量に出てくる。さらさらした唾液を多量に出させるのは副交感神経です。緊張すると口が乾くのは、このためです。
- ⑷ 瞳孔括約筋が縮んで、瞳孔が小さくなる。瞳孔括約筋は副交感神経の支配です。交感神経は瞳孔散大筋を縮めて瞳孔を大きくします。
- ⑸ 気管支の平滑筋がゆるみ、空気の通り道が広がる。交感神経が高まると、気管支の平滑筋にあるβ2受容体を介して気管支が広がり、多くの空気を取り込めるようになります。
解説
正しいのは、気管支の平滑筋がゆるんで空気の通り道が広がることです。交感神経は体を活動や緊張に備えさせる神経で、心拍数を増やし、気管支を広げ、瞳孔を大きくします。反対に、さらさらした唾液の分泌、腸の蠕動の促進、瞳孔括約筋の収縮、排尿筋の収縮は、いずれも休息時に働く副交感神経による変化です。緊張で口が乾くのも、副交感神経の働きが弱まるためです。
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