50歳の男性。両眼とも+10.00 Dの眼鏡で遠視を完全矯正している。最近、眼鏡…
50歳の男性。両眼とも+10.00 Dの眼鏡で遠視を完全矯正している。最近、眼鏡が鼻の上でずり落ちて、レンズと角膜の距離がふだんより大きくなっていることが多い。このときの眼鏡の効果について正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 凸レンズが眼から離れると効果が弱まり、遠視の矯正が足りなくなる。凸レンズは眼から離すほど効果が強まります。弱まるのではありません。
- ⑵ 凹レンズも、眼から離れると凸レンズと同じく効果が強まる。凹レンズは眼から離すと効果が弱まります。凸レンズとは逆の変化になります。
- ⑶ 頂点間距離は眼鏡の度数に関係せず、フレームの見た目の問題にとどまる。頂点間距離は眼に対するレンズの効果を変えるため、とくに強い度数の眼鏡では正しく合わせる必要があります。
- ⑷ 凸レンズが眼から離れると、眼に対するレンズの効果は強まる。凸レンズを眼から離すと焦点が網膜より前へ移り、眼に対しては度数が強くなったのと同じ効果になります。
- ⑸ 度数の強いレンズほど、頂点間距離の変化による影響は大きい。頂点間距離の影響はレンズの度数が強いほど大きく、+10 Dのような強いレンズでは数mmのずれでも見え方が変わります。
解説
正しいのは、凸レンズが眼から離れると効果が強まることと、度数の強いレンズほど頂点間距離の変化の影響が大きいことです。凸レンズを眼から離すと焦点が前へ移るため、眼に対しては度数を強めたのと同じになり、遠視の眼では過矯正の側にずれます。凹レンズは逆に、離すと効果が弱まります。強い度数の眼鏡では数mmの違いでも見え方が変わるため、フィッティングを確かめます。
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