8歳の男児。内斜視がある。大型弱視鏡で、他覚的斜視角は+20°(内斜)であった。…
8歳の男児。内斜視がある。大型弱視鏡で、他覚的斜視角は+20°(内斜)であった。次に同時視の視標を使い、2つの絵が重なって見える位置を本人に合わせてもらうと、自覚的斜視角は+5°であった。この結果の解釈として正しいのはどれか。
- ⑴ 両方の角を足した25°を異常角として判定される、非調和性の異常対応異常角は他覚的斜視角から自覚的斜視角を引いて求めます。足すのではありません。
- ⑵ 自覚的斜視角の5°がそのまま異常角となる、調和性の異常対応異常角は2つの角の差で15°です。また自覚的斜視角が0°でないので調和性ではありません。
- ⑶ 自覚と他覚の角が一致せず、その差の15°を異常角とする非調和性の異常対応自覚的斜視角は0°でも他覚的斜視角と同じでもないので非調和性の異常対応で、異常角は20-5=15°です。
- ⑷ 他覚的斜視角の20°が丸ごと異常角となる、調和性の異常対応調和性の異常対応では自覚的斜視角が0°になります。この例では5°なので調和性ではありません。
- ⑸ 自覚的斜視角が0°ではないことから判定される、正常な網膜対応正常対応なら自覚的斜視角は他覚的斜視角と一致して20°になります。5°では一致していません。
解説
正しいのは、差の15°を異常角とする非調和性の異常対応です。大型弱視鏡では、他覚的斜視角と自覚的斜視角を比べて網膜対応を判定します。両者が一致すれば正常対応、自覚的斜視角が0°なら調和性の異常対応、その中間なら非調和性の異常対応です。異常角は他覚的斜視角から自覚的斜視角を引いた値で、20-5=15°となります。
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