14歳の男子。間欠性外斜視があり、手術の前に、像を一つに保ったまま両眼をどこまで…
14歳の男子。間欠性外斜視があり、手術の前に、像を一つに保ったまま両眼をどこまで内へ寄せられるか、つまり融像性輻湊の大きさをプリズムで測ることになった。遠見の視標を見させて行う測り方として正しいのはどれか。
- ⑴ 両眼で視標を見させながら基底内方のプリズムを少しずつ強め、像が二つに分かれたときの強さを記録する。基底内方のプリズムでは両眼を外へ開く必要があり、測っているのは融像性開散の大きさです。
- ⑵ 片眼を遮閉して交互に覆い、覆いを移したときの眼の動きがなくなるプリズムの強さを求める。交代遮閉とプリズムで動きを中和するのは眼位のずれの量を測る方法で、融像の幅を測るものではありません。
- ⑶ 両眼に凹レンズを加えて調節を起こさせ、それに伴って生じる眼位の変化をプリズムで測る。凹レンズで調節を起こして眼位の変化を見るのは、調節性輻湊とAC/A比を調べる方法です。
- ⑷ 両眼で視標を見させながら基底外方のプリズムを少しずつ強め、像が二つに分かれたときの強さを記録する。基底外方のプリズムは像を耳側へずらし、両眼を内へ寄せないと融像できなくします。分離した強さが融像性輻湊の大きさです。
- ⑸ 片眼の前に赤いフィルタを置き、光源の像が左右に離れて見える距離をプリズムで打ち消す。赤いフィルタで両眼の像を分けて見るのは、融像を除いた状態の眼位を調べる方法で、融像の幅は測れません。
解説
正しいのは、基底外方のプリズムを少しずつ強め、像が二つに分かれたときの強さを記録する方法です。基底外方のプリズムは両眼の像を耳側へずらすため、一つに見続けるには両眼を内へ寄せる必要があります。融像が保てなくなった強さが融像性輻湊の大きさで、外斜視の眼位を保つ力の目安になります。基底内方では融像性開散を測ることになります。遮閉や赤フィルタは眼位を、凹レンズは調節性輻湊を調べる方法です。
当サービスが作成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。