30歳の女性。近視の矯正のため、球面レンズ-3.00 Dを入れて赤緑試験を行った…
30歳の女性。近視の矯正のため、球面レンズ-3.00 Dを入れて赤緑試験を行ったところ、「赤い背景の文字の方がはっきり見える」と答えた。この結果を受けて次に行う操作として最も適切なのはどれか。
- ⑴ 凸レンズを+2.00 D加えて雲霧し、調節を緩めてから乱視表を見せる。雲霧法は乱視の検査に先立って行う操作で、赤緑試験の結果を受けて球面度数を合わせる場面の操作ではありません。
- ⑵ 調節麻痺薬を点眼し、他覚的屈折検査の測定からやり直す。成人の近視で赤緑試験の結果が出ている段階であり、調節麻痺薬を使ってやり直す理由はありません。
- ⑶ 凹レンズを0.25 D強めて、赤と緑の背景の見え方を比べ直してもらう。赤が鮮明なのは焦点が網膜より前にあり、近視が矯正不足であることを示します。凹レンズを少し強めて比べ直します。
- ⑷ クロスシリンダーを当て、円柱レンズの軸の向きが合っているか確かめる。クロスシリンダーは乱視の軸と度数を合わせる道具で、赤緑試験が示す球面の過不足は調整できません。
- ⑸ ピンホールを眼前に置き、視力が上がるかどうかを確かめる。ピンホールは視力低下が屈折異常によるかを見分ける検査で、球面度数の微調整には用いません。
解説
凹レンズを0.25 D強めて比べ直す操作が最も適切です。波長の長い赤は短い緑よりも眼の奥で焦点を結ぶため、赤が鮮明に見えるときは焦点が網膜の前にあり、近視が矯正不足の状態です。凹レンズを少しずつ強め、赤と緑が同じに見えるか、緑がわずかに鮮明になるところを探します。クロスシリンダーや雲霧法は乱視の検査の操作で、この場面の球面の調整には使いません。
当サービスが作成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。