25歳の女性。右眼の視神経炎と診断された。暗い部屋で、ペンライトの光を左眼に数秒…
25歳の女性。右眼の視神経炎と診断された。暗い部屋で、ペンライトの光を左眼に数秒当てたあと、すばやく右眼へ移した。このとき観察される瞳孔の動きとして正しいのはどれか。
- ⑴ 光を移した直後に、右眼は広がり左眼は縮んだままになる。対光反射は両眼に同じ強さで伝わるため、入力の障害では左右の瞳孔は同じように動きます。
- ⑵ 光を移した直後に、両眼の瞳孔がともに広がる。右の視神経からの入力が弱いため、光を右眼へ移すと両眼の縮瞳が緩み、両方の瞳孔が広がります。
- ⑶ 光を移した直後に、両眼の瞳孔がさらに縮む。さらに縮むのは、光を健康な眼へ移したときの動きです。障害のある右眼では入力が減ります。
- ⑷ 光を移した直後に、右眼は縮み左眼は広がる。出力は両眼に等しく届くので、左右が逆向きに動くことはありません。
- ⑸ 光を移しても、両眼の瞳孔の大きさは変わらない。変化がないのは左右の入力が等しい場合です。視神経炎のある右眼では入力が減るので瞳孔は広がります。
解説
光を右眼へ移した直後に両眼の瞳孔が広がるのが正解です。これは相対的入力瞳孔反応異常と呼ばれ、交互点滅対光反射試験で調べます。対光反射の入力は視神経から両側の中脳へ入り、出力は動眼神経を通って両眼へ等しく届きます。右の視神経炎で右からの入力が弱いと、光を右へ移した時点で縮瞳の刺激が減り、両眼とも広がります。左右の瞳孔が逆向きに動くことはありません。
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