52歳の女性。昨日から右側の額にしわを寄せられず、右眼を閉じようとしても白目がの…
52歳の女性。昨日から右側の額にしわを寄せられず、右眼を閉じようとしても白目がのぞく。右の口角も下がり、口から水がこぼれる。障害されている神経として正しいのはどれか。
- ⑴ 舌下神経(第Ⅻ脳神経)舌下神経は舌の筋を支配し、障害されると舌の動きが悪くなります。
- ⑵ 滑車神経(第Ⅳ脳神経)滑車神経は上斜筋を支配する神経で、表情や閉瞼には関わりません。
- ⑶ 動眼神経(第Ⅲ脳神経)動眼神経は上眼瞼挙筋を支配し、障害されると眼を開けにくくなります。
- ⑷ 三叉神経(第Ⅴ脳神経)三叉神経は顔面の感覚と咀嚼筋の運動を担い、表情筋は支配しません。
- ⑸ 顔面神経(第Ⅶ脳神経)眼輪筋や前頭筋、口輪筋などの表情筋は顔面神経が支配しています。
解説
顔面神経の障害です。額のしわ寄せ、閉瞼、口角の動きはいずれも表情筋の働きで、表情筋は顔面神経が支配しています。閉瞼を担う眼輪筋が麻痺すると、眼を閉じようとしても眼球が上へ向いて白目がのぞきます。開瞼を担う上眼瞼挙筋は動眼神経の支配なので、動眼神経の障害では逆に眼瞼下垂が起こります。三叉神経は顔の感覚と咀嚼、舌下神経は舌の運動を担います。
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