小腸におけるグルコースの吸収に必要なのはどれか。1 つ選べ。
小腸におけるグルコースの吸収に必要なのはどれか。1 つ選べ。
- ⑴ K⁺K⁺はNa⁺,K⁺-ATPaseで細胞内に取り込まれますが、グルコースと共輸送されるイオンではありません。
- ⑵ Cl⁻Cl⁻はグルコースの吸収に直接必要なイオンではありません。
- ⑶ Na⁺SGLT1によりNa⁺の濃度勾配を利用してグルコースが共輸送されます。
- ⑷ Ca²⁺Ca²⁺はグルコースの吸収に直接必要なイオンではありません。
- ⑸ HCO3⁻HCO3⁻は胃酸の中和などに関わりますが、グルコースの吸収には直接必要ありません。
解説
正解は⑶です。小腸の上皮細胞の管腔側の膜には、ナトリウム・グルコース共輸送体(SGLT1)があり、Na⁺の濃度勾配を利用してNa⁺とともにグルコースを細胞内へ取り込みます(二次性能動輸送)。このNa⁺の濃度勾配は、基底側膜のNa⁺,K⁺-ATPaseがNa⁺を細胞外へくみ出すことで維持されます。細胞内に入ったグルコースは基底側膜のGLUT2を通って血中へ移動します。経口補水液にNa⁺とブドウ糖が含まれるのもこの仕組みを利用しています。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-02.html)を加工して作成