口腔ジスキネジアの患者でみられるのはどれか。2 つ選べ。
口腔ジスキネジアの患者でみられるのはどれか。2 つ選べ。
- ⑴ 溝状舌溝状舌は先天的な舌の形態異常で、口腔ジスキネジアによって生じるものではありません。
- ⑵ 開口障害口腔ジスキネジアは不随意運動で、開口障害は典型的な所見ではありません。
- ⑶ 義歯の動揺不随意運動によって義歯が動揺・脱離しやすくなります。
- ⑷ 口腔粘膜損傷舌や頬粘膜が歯や義歯に当たり、咬傷や潰瘍などの粘膜損傷を生じます。
- ⑸ 口腔苔癬様病変口腔苔癬様病変は金属や薬剤などへの反応による粘膜病変で、不随意運動による所見ではありません。
解説
正解は⑶と⑷です。口腔ジスキネジアは、口唇をすぼめる、舌を突出させる、下顎を左右に動かすといった不随意運動が繰り返される状態で、抗精神病薬や抗Parkinson病薬の長期服用、加齢などで生じます。不随意運動によって義歯が動揺・脱離しやすくなり、適合した義歯でも安定しません。また歯や義歯が舌や頬粘膜、口唇に当たって咬傷や褥瘡性潰瘍などの口腔粘膜損傷を生じます。溝状舌や口腔苔癬様病変は不随意運動による所見ではなく、開口障害も典型ではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-02.html)を加工して作成