下顎左側大臼歯部のエックス線画像(別冊No. 3A)と歯科用コーンビームCT(別…
下顎左側大臼歯部のエックス線画像(別冊No. 3A)と歯科用コーンビームCT(別冊No. 3B)を別に示す。エックス線画像に加えて、歯科用コーンビームCT で新たに明らかになった下顎左側第二大臼歯の所見はどれか。2 つ選べ。
- ⑴ 樋状根CTの横断像で、C字形の根管・歯根形態である樋状根が明らかになります。
- ⑵ 根管イスムス根管イスムスは本例でCTにより新たに明らかになった所見とはされていません。
- ⑶ 歯根内部吸収歯根内部吸収は本例でCTにより新たに明らかになった所見とはされていません。
- ⑷ 垂直性歯根破折垂直性歯根破折は本例でCTにより新たに明らかになった所見とはされていません。
- ⑸ 根尖病変の頰舌的大きさ二次元のエックス線画像では分からない根尖病変の頰舌的な大きさが、CTで明らかになります。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑴と⑸です。画像は提示されていませんが、エックス線画像(口内法やパノラマ)は二次元の画像で、頰舌方向の情報が重なってしまいます。歯科用コーンビームCTでは任意の断面で観察できるため、下顎第二大臼歯に多い樋状根(近心根と遠心根が頰側で癒合したC字形の根)の形態や、根尖病変の頰舌的な広がりと大きさが新たに明らかになります。公表正答から、根管イスムス、歯根内部吸収、垂直性歯根破折は本例で新たに明らかになった所見とはされていません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-02.html)を加工して作成