ブラッシング指導に用いる補助ツール(別冊No. 31)を別に示す。このツールによ…
ブラッシング指導に用いる補助ツール(別冊No. 31)を別に示す。このツールによってブラッシング指導の効果が期待される疾患はどれか。1 つ選べ。
- ⑴ 脳性麻痺脳性麻痺では運動機能障害が主体で、把持しやすい柄など歯ブラシの工夫が中心となります。
- ⑵ 統合失調症統合失調症では意欲低下などへの支援が中心で、視覚支援ツールが特に効果的とされる疾患ではありません。
- ⑶ Parkinson 病Parkinson病では振戦や動作緩慢があり、電動歯ブラシや柄の工夫などが中心となります。
- ⑷ Alzheimer 病Alzheimer病では記憶障害が進行し、介助者による口腔ケアが中心となります。
- ⑸ 自閉スペクトラム症視覚的な情報の理解が得意なことが多く、手順を示す視覚支援ツールでの指導が有効です。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑸です。写真は提示されていませんが、ブラッシング指導の補助ツールとして、ブラッシングの手順を絵カードで示すものや、磨く時間を目で見て分かるようにするタイマーなどの視覚支援ツールが考えられます。自閉スペクトラム症の人は、言葉による指示の理解は苦手でも、視覚的な情報の理解が得意なことが多く、手順や見通しを視覚的に示す構造化(TEACCHの考え方)によって行動が安定し、指導の効果が期待できます。脳性麻痺やParkinson病では運動機能に応じた歯ブラシの工夫が中心となります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-02.html)を加工して作成