口腔乾燥症の原因となる薬物とその適応疾患の組合せで正しいのはどれか。2 つ選べ。
口腔乾燥症の原因となる薬物とその適応疾患の組合せで正しいのはどれか。2 つ選べ。
- ⑴ ニカルジピン塩酸塩 ― 本態性高血圧症カルシウム拮抗薬のニカルジピンは高血圧症に用いられ、口渇の副作用があります。
- ⑵ アトロピン硫酸塩水和物 ― 2 型糖尿病アトロピンは口腔乾燥を起こしますが、適応は徐脈や消化管の痙攣などで、2型糖尿病ではありません。
- ⑶ クロルプロマジン塩酸塩 ― 帯状疱疹クロルプロマジンは統合失調症などに用いる抗精神病薬で、帯状疱疹の治療薬ではありません。
- ⑷ ジフェンヒドラミン塩酸塩 ― 脂質異常症ジフェンヒドラミンは蕁麻疹などのアレルギー疾患に用いる抗ヒスタミン薬で、脂質異常症の治療薬ではありません。
- ⑸ フェキソフェナジン塩酸塩 ― アレルギー性鼻炎抗ヒスタミン薬のフェキソフェナジンはアレルギー性鼻炎に用いられ、口腔乾燥の原因となります。
解説
正解は⑴と⑸です。ニカルジピンはカルシウム拮抗薬で本態性高血圧症などに用いられ、副作用として口渇(口腔乾燥)がみられることがあります。フェキソフェナジンは第二世代の抗ヒスタミン薬でアレルギー性鼻炎などに用いられ、抗ヒスタミン薬は唾液分泌を抑えて口腔乾燥の原因となります。アトロピンは抗コリン薬で口腔乾燥を起こしますが、2型糖尿病の治療薬ではありません。クロルプロマジンは統合失調症、ジフェンヒドラミンはアレルギー疾患に用いる薬で、組合せが誤っています。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-02.html)を加工して作成