薬物と副作用の組合せで正しいのはどれか。1 つ選べ。
薬物と副作用の組合せで正しいのはどれか。1 つ選べ。
- ⑴ ビタミンB12 製剤 ― 味覚異常ビタミンB12製剤は欠乏による舌炎などの治療薬で、味覚異常の原因薬ではありません。
- ⑵ 抗ヘルペスウイルス薬 ― 顎骨壊死顎骨壊死はビスホスホネート製剤やデノスマブなどの骨吸収抑制薬で生じます。
- ⑶ ピリミジン代謝拮抗薬 ― 口腔粘膜炎5-FUなどは口腔粘膜上皮の細胞分裂を障害し、口腔粘膜炎を高頻度に生じます。
- ⑷ イミダゾール系抗真菌薬 ― 歯の変色歯の変色は歯の形成期に投与したテトラサイクリン系抗菌薬で生じます。
- ⑸ ニューキノロン系抗菌薬 ― 歯肉肥大歯肉肥大はフェニトイン、カルシウム拮抗薬、シクロスポリンなどで生じます。
解説
正解は⑶です。フルオロウラシル(5-FU)などのピリミジン代謝拮抗薬は、DNA合成を阻害して細胞分裂の盛んな細胞を障害するため、ターンオーバーの速い口腔粘膜上皮も障害され、口腔粘膜炎(口内炎)を高頻度に生じます。味覚異常は亜鉛キレート作用をもつ薬などで知られ、ビタミンB12製剤はむしろ欠乏による舌炎の治療薬です。顎骨壊死はビスホスホネートやデノスマブ、歯の変色はテトラサイクリン系、歯肉肥大はフェニトイン、カルシウム拮抗薬、シクロスポリンで知られます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-02.html)を加工して作成