治療に用いる放射線で、ブラックピークを形成するのはどれか。2 つ選べ。
治療に用いる放射線で、ブラックピークを形成するのはどれか。2 つ選べ。
- ⑴ 電子線電子線は浅い部位で最大線量となり急速に減衰する特性で、ブラッグピークは形成しません。
- ⑵ 陽子線陽子線は停止直前に大きなエネルギーを放出し、ブラッグピークを形成します。
- ⑶ ガンマ線ガンマ線は光子線で、体表近くで最大線量となった後に深部へ向かって減衰します。
- ⑷ 重粒子線炭素イオン線などの重粒子線は停止直前にブラッグピークを形成します。
- ⑸ エックス線エックス線は光子線で、ブラッグピークのような深部での線量のピークは形成しません。
解説
正解は⑵と⑷です。ブラッグピークは、陽子線や重粒子線(炭素イオン線など)の荷電粒子線が体内を進む際に、停止する直前に急激に大きなエネルギーを放出して形成される線量のピークです。粒子のエネルギーを調整してピークを腫瘍の深さに合わせることで、周囲の正常組織への線量を抑えつつ腫瘍に集中して照射できます。エックス線とガンマ線は体表近くで最大線量となり深部に向かって減衰し、電子線は浅い部位で最大となって急速に減衰するため、ブラッグピークは形成しません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-02.html)を加工して作成