齲蝕象牙質内層の特徴で正しいのはどれか。1 つ選べ。
齲蝕象牙質内層の特徴で正しいのはどれか。1 つ選べ。
- ⑴ 裂隙の形成裂隙の形成は、細菌が侵入して有機質が崩壊した外層側の所見です。
- ⑵ 細管の明瞭化内層では細管構造は保たれますが、「明瞭化」は特徴ではなく、細管内結晶沈着による透明化が特徴です。
- ⑶ 不透明層の存在不透明層は内層の特徴ではありません。内層では結晶沈着により光が透過しやすい透明層がみられます。
- ⑷ 顆粒状結晶の存在内層では象牙細管内に顆粒状の結晶が沈着して管腔が閉塞し、透明層を形成します。
- ⑸ 表層下脱灰の存在表層下脱灰は、表層が比較的保たれその下が脱灰されるエナメル質初期齲蝕(白斑)の特徴です。
解説
正解は⑷です。齲蝕象牙質は、細菌が侵入して再石灰化が見込めない外層(第1層)と、細菌がほとんどおらず再石灰化が期待できる内層(第2層)に分けられます。内層では象牙細管の構造が保たれ、細管内に顆粒状や板状の結晶が沈着して透明層を形成するのが特徴です。裂隙の形成や細管構造の不明瞭化、不透明層は細菌侵入の進んだ外層側の所見であり、表層下脱灰はエナメル質初期齲蝕の特徴です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-02.html)を加工して作成