周術期管理において、若年者と比較して高齢者に多くみられるのはどれか。3 つ選べ。
周術期管理において、若年者と比較して高齢者に多くみられるのはどれか。3 つ選べ。
- ⑴ せん妄脳の予備能低下により、術後せん妄を起こしやすくなります。
- ⑵ 覚醒遅延薬物の代謝・排泄が遅れ、麻酔からの覚醒が遅延しやすくなります。
- ⑶ 悪性高熱症悪性高熱症は遺伝的素因によるもので、若年者に多くみられます。
- ⑷ 誤嚥性肺炎嚥下機能や咳嗽反射の低下により誤嚥性肺炎を起こしやすくなります。
- ⑸ 拡張期血圧の上昇高齢者では収縮期血圧が上昇し、拡張期血圧はむしろ低下傾向です。
解説
正解は⑴⑵⑷です。高齢者は脳の予備能が低下しているため、手術や麻酔、環境の変化を契機に術後せん妄を起こしやすく、薬物の代謝・排泄が遅れるため麻酔からの覚醒も遅延しやすくなります。また嚥下機能や咳嗽反射の低下により誤嚥性肺炎を起こしやすくなります。悪性高熱症は遺伝的素因による疾患で若年者に多く、高齢者では動脈硬化により収縮期血圧が上昇し拡張期血圧はむしろ低下傾向となります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-02.html)を加工して作成