82 歳の男性。下顎右側前歯部の審美不良を主訴として来院した。20 年前に近医に…
82 歳の男性。下顎右側前歯部の審美不良を主訴として来院した。20 年前に近医にて処置を受け、症状なく経過していたが、1 年前から歯頸部の実質欠損を自覚し、徐々に増大しているという。初診時の口腔内写真(別冊No. 6A)とエックス線画像(別冊No. 6B)を別に示す。実質欠損の活動性の判定に有効なのはどれか。1 つ選べ。
- ⑴ 探針探針で表面の硬さや性状を触診し、活動性を判定します。
- ⑵ 光照射器光照射器はレジンの重合に用いる器材です。
- ⑶ 齲蝕検知液齲蝕検知液は窩洞形成時の感染象牙質除去の指標です。
- ⑷ アイボリーセパレーターアイボリーセパレーターは歯間を分離する器具です。
- ⑸ エチルクロライドスプレーエチルクロライドスプレーは歯髄の寒冷診に用います。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑴です。写真は見られないため本文から考えます。高齢者の歯頸部の実質欠損で、徐々に増大していることから根面齲蝕が疑われ、その活動性は探針で触れた硬さと表面性状で判定します。軟らかく粗造であれば活動性、硬く滑沢であれば非活動性と判断します。齲蝕検知液は感染象牙質の除去の指標、光照射器はレジンの重合、アイボリーセパレーターは歯間分離、エチルクロライドは歯髄の寒冷診に用います。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-02.html)を加工して作成