76 歳の女性。下顎義歯の破損を主訴として来院した。診察の結果、下顎部分床義歯を…
76 歳の女性。下顎義歯の破損を主訴として来院した。診察の結果、下顎部分床義歯を製作することとした。初診時の口腔内写真(別冊No. 24A)と個人トレーの写真(別冊No. 24B)を別に示す。矢印で示す部位の役割はどれか。2 つ選べ。
- ⑴ 残存歯への加圧ストッパーは位置決めのためのもので、残存歯に圧を加える目的ではありません。
- ⑵ 印象材の剝離防止印象材の剝離防止はトレー用接着材や孔の役割です。
- ⑶ 印象材の厚みの確保トレーと組織の間に一定の印象材の厚みを確保します。
- ⑷ 印象材の築盛量の目安築盛量の目安はストッパーの役割ではありません。
- ⑸ 口腔内での定位置保持トレーを口腔内の決まった位置に安定して保持できます。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑶と⑸です。写真は見られないため一般的な考え方で説明します。個人トレーの内面に付与するストッパーは、残存歯や顎堤に接触してトレーの位置を規定します。これによりトレーと組織の間に均一な印象材の厚みが確保され、印象採得時にトレーを口腔内の決まった位置に保持でき、圧のかかり方が一定になります。残存歯に圧を加えるためのものではなく、印象材の剝離防止は接着材や穴の役割です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-02.html)を加工して作成