副腎皮質ステロイド薬の長期服用患者の舌の病理組織像(別冊No. 8)を別に示す。…
副腎皮質ステロイド薬の長期服用患者の舌の病理組織像(別冊No. 8)を別に示す。染色法はどれか。1 つ選べ。
- ⑴ PAS 染色真菌の細胞壁の多糖類を赤紫色に染め、カンジダの菌糸が観察できます。
- ⑵ Grocott 染色Grocott染色も真菌を染めますが、本問の正答はPAS染色とされています。
- ⑶ SudanⅢ染色SudanⅢ染色は脂肪を染める方法です。
- ⑷ Papanicolaou 染色Papanicolaou染色は細胞診で用いる染色法です。
- ⑸ Ziehl-Neelsen 染色Ziehl-Neelsen染色は結核菌などの抗酸菌を染める方法です。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑴です。画像は見られないため本文から考えます。副腎皮質ステロイド薬の長期服用で免疫が低下した患者では、口腔カンジダ症が生じやすくなります。カンジダの菌糸や胞子は細胞壁の多糖類を染めるPAS染色で赤紫色に染まり、上皮の表層に侵入した菌糸を観察できます。Grocott染色も真菌を黒く染めますが、本問ではPAS染色が正答とされています。SudanⅢは脂肪、Ziehl-Neelsenは抗酸菌の染色です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-02.html)を加工して作成