片側性唇顎口蓋裂の裂隙閉鎖後に生じやすいのはどれか。3 つ選べ。
片側性唇顎口蓋裂の裂隙閉鎖後に生じやすいのはどれか。3 つ選べ。
- ⑴ 浅い口蓋瘢痕収縮と上顎の成長抑制により、口蓋は浅くなりやすいです。
- ⑵ 上顎骨の過成長手術瘢痕により上顎骨の成長はむしろ抑制されます。
- ⑶ 上顎切歯の舌側傾斜口唇の瘢痕の圧迫などにより、上顎切歯は舌側に傾斜しやすくなります。
- ⑷ 上顎歯列弓幅径の開大口蓋の瘢痕収縮で歯列弓幅径は狭窄し、開大とは逆になります。
- ⑸ 上下顎歯列正中線の不一致裂側に偏った歯列となるため、上下顎の正中線が一致しにくくなります。
解説
正解は⑴⑶⑸です。片側性唇顎口蓋裂では、口唇・口蓋形成術後の瘢痕収縮や裂による骨の欠損のため、上顎骨の前方・側方への成長が抑制されます。その結果、口蓋は浅くなり、上顎歯列弓は狭窄し、上顎切歯は舌側に傾斜して反対咬合を生じやすくなります。また裂側に偏った歯列となるため、上下顎の歯列正中線が一致しにくくなります。上顎骨の過成長や歯列弓の開大は逆の変化です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-02.html)を加工して作成