左側舌縁部に18 × 15 mm の病変を認め、厚さは8 mm、深達度は4 mm…
左側舌縁部に18 × 15 mm の病変を認め、厚さは8 mm、深達度は4 mm であった。生検の結果、扁平上皮癌と診断した。画像検査で所属リンパ節〈領域リンパ節〉と他臓器への転移は認めない。TNM 分類(UICC 2017)におけるstage 分類はどれか。1 つ選べ。
- ⑴ StageⅠ最大径20mm以下・深達度5mm以下のT1、N0M0であり、StageⅠとなります。
- ⑵ StageⅡStageⅡはT2N0M0で、最大径または深達度がT1の範囲を超える場合です。
- ⑶ StageⅢStageⅢはT3またはN1を伴う場合で、本例には当たりません。
- ⑷ StageⅣAStageⅣAはT4aやN2などの場合で、本例には当たりません。
- ⑸ StageⅣBStageⅣBはT4bやN3の場合で、本例には当たりません。
解説
正解は⑴です。UICC第8版(2017)では、口腔癌のT分類は腫瘍の最大径と深達度(DOI)で決まり、最大径2cm以下かつDOI 5mm以下がT1です。本例は最大径18mm、深達度4mmなのでT1となり、厚さ8mmではなく深達度で評価する点が重要です。所属リンパ節転移なし(N0)、遠隔転移なし(M0)なので、T1N0M0でStageⅠとなります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-02.html)を加工して作成