2 歳6 か月の女児。口腔管理を希望して来院した。家族構成は両親、9 歳の兄の4…
2 歳6 か月の女児。口腔管理を希望して来院した。家族構成は両親、9 歳の兄の4 人である。離乳は完了している。就寝時に吸指癖があるが、それ以外に気になることはないという。口腔内写真(別冊No. 14)を別に示す。保護者への説明として適切なのはどれか。1 つ選べ。
- ⑴ 「次は1 年後に来院してください」齲蝕のリスクが高まる時期であり、3〜6か月ごとの定期管理が望ましいです。
- ⑵ 「フッ素入りの歯磨剤を使用しましょう」年齢に応じた量のフッ化物配合歯磨剤の使用を勧めます。
- ⑶ 「指しゃぶりは直ちにやめさせてください」就寝時のみの吸指癖は3歳ころまで経過観察とし、直ちにやめさせる必要はありません。
- ⑷ 「おやつは兄が帰宅してから一緒に食べましょう」兄の帰宅に合わせると間食の時間が不規則になりやすく、適切な説明ではありません。
- ⑸ 「子どもに歯ブラシは使わせないようにしましょう」子どもに歯ブラシを持たせて習慣づけ、保護者が仕上げ磨きをするよう指導します。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑵です。写真は確認できませんが、2歳6か月で乳臼歯が萌出しつつある時期は齲蝕予防が重要で、年齢に応じた濃度のフッ化物配合歯磨剤の使用を勧めます。2023年の4学会合同の推奨では、6か月〜2歳は1,000ppmFの歯磨剤を米粒程度の量で使用するとされています。定期管理は3〜6か月ごとが目安で、就寝時のみの吸指癖は3歳ころまで経過観察とし、無理にやめさせる必要はありません。兄の帰宅を待つおやつは時間が不規則になりやすいです。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-02.html)を加工して作成