ヘモグロビンの酸素解離曲線を右方移動させる因子はどれか。3 つ選べ。
ヘモグロビンの酸素解離曲線を右方移動させる因子はどれか。3 つ選べ。
- ⑴ pH の上昇pHの上昇は酸素親和性を高め、曲線を左方へ移動させます。
- ⑵ 体温の上昇体温の上昇は曲線を右方へ移動させ、組織への酸素供給を増やします。
- ⑶ ヘモグロビン濃度の増加ヘモグロビン濃度は酸素含量に影響しますが、曲線の位置は変えません。
- ⑷ 二酸化炭素分圧〈PCO2〉の上昇二酸化炭素分圧の上昇は曲線を右方へ移動させます。
- ⑸ 2,3-ジホスホグリセリン酸〈2,3-DPG〉の増加2,3-DPGの増加は酸素親和性を下げ、曲線を右方へ移動させます。
解説
正解は⑵と⑷と⑸です。酸素解離曲線が右方へ移動すると、ヘモグロビンの酸素親和性が低下し、同じ酸素分圧でも組織へ酸素を放出しやすくなります。右方移動させる因子は、体温の上昇、二酸化炭素分圧の上昇、pHの低下(Bohr効果)、赤血球内の2,3-DPGの増加で、いずれも代謝が盛んな組織の状態に対応しています。pHの上昇は左方移動を起こし、ヘモグロビン濃度の増加は曲線の位置に影響しません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-02.html)を加工して作成