輸血について正しいのはどれか。1 つ選べ。
輸血について正しいのはどれか。1 つ選べ。
- ⑴ 血小板濃厚液はHb 上昇が期待できる。血小板濃厚液は血小板数の増加による止血を目的とし、Hbの上昇は期待できません。
- ⑵ 新鮮凍結血漿は感染を避けることができる。新鮮凍結血漿も同種血であり、感染の危険を完全には避けられません。
- ⑶ 赤血球液の有効期間は採血後1 年間である。赤血球液の有効期間は採血後数週間程度で、1年間ではありません。
- ⑷ 自己血輸血はGVHD を防止することができる。自己血輸血では供血者のリンパ球が入らないため、GVHDを防止できます。
- ⑸ 赤血球輸血は不規則抗体のスクリーニングを省略できる。赤血球輸血では溶血性副作用を防ぐため、不規則抗体のスクリーニングが必要です。
解説
正解は⑷です。輸血後移植片対宿主病(GVHD)は、輸血製剤中の供血者のリンパ球が受血者の組織を攻撃する重篤な合併症です。自己血輸血では自分の血液を用いるため、GVHDや同種免疫、ウイルス感染の危険を避けられます。同種血の場合は放射線照射製剤を用いて予防します。血小板濃厚液では止血効果を、赤血球液でHbの上昇を期待します。新鮮凍結血漿も同種血であり感染の危険は残ります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-02.html)を加工して作成