51 歳の男性のエックス線画像(別冊No. 32A)、CT(別冊No. 32B)…
51 歳の男性のエックス線画像(別冊No. 32A)、CT(別冊No. 32B)及びMRI(別冊No. 32C)を別に示す。矢印の領域を満たしているのはどれか。1 つ選べ。
- ⑴ 咬筋咬筋は下顎枝の外側にあり、舌側の骨の陥凹を満たす組織ではありません。
- ⑵ 顎下腺静止性骨空洞では、舌側の陥凹部を顎下腺の一部が満たしています。
- ⑶ 耳下腺耳下腺は下顎枝の後方にあり、通常この部位の陥凹を満たしません。
- ⑷ 舌下腺舌下腺は前方の陥凹に入り込む場合がありますが、典型的な下顎角部の空洞を満たすのは顎下腺です。
- ⑸ 顎舌骨筋顎舌骨筋は口底をなす筋で、骨の陥凹を満たす組織としては一般的ではありません。
- ⑹ 胸鎖乳突筋胸鎖乳突筋は頸部の筋で、下顎骨の陥凹とは関係しません。
- ⑺ 内側翼突筋内側翼突筋は下顎枝内側に付着しますが、陥凹を満たす組織として典型的ではありません。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑵です。画像は確認できませんが、正答から、下顎角部付近の舌側皮質骨が陥凹した静止性骨空洞(Stafne骨空洞)を示した画像と考えられます。中年以降の男性に多く、パノラマエックス線画像では下顎管より下方に境界明瞭な類円形の透過像として現れます。CTやMRIでは、舌側の陥凹部に顎下腺の一部が入り込んで満たしているのが確認でき、病的な嚢胞ではないため経過観察とします。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-02.html)を加工して作成