歯並びが悪いことを主訴として来院した10 歳の男児。初診時の口腔内写真(別冊No…
歯並びが悪いことを主訴として来院した10 歳の男児。初診時の口腔内写真(別冊No. 13A)とエックス線画像(別冊No. 13B)を別に示す。セファロ分析の結果を図に示す。骨格型と診断名の組合せで正しいのはどれか。1 つ選べ。
- ⑴ 骨格性Ⅰ級 ― 過蓋咬合骨格性Ⅰ級で、オーバーバイトが大きい過蓋咬合と判断される組合せです。
- ⑵ 骨格性Ⅰ級 ― 上下顎前突上下顎前突は上下前歯の唇側傾斜が主徴であり、本症例の診断とは異なると考えられます。
- ⑶ 骨格性Ⅱ級 ― 歯性上顎前突分析結果からANB角は標準範囲で、骨格性Ⅱ級とは判断されないと考えられます。
- ⑷ 骨格性Ⅱ級 ― 下顎遠心咬合下顎遠心咬合は骨格性Ⅱ級の所見で、本症例の骨格型とは一致しないと考えられます。
- ⑸ 骨格性Ⅲ級 ― 反対咬合骨格性Ⅲ級や反対咬合を示す所見はないと考えられます。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑴です。写真とセファロ分析の結果は確認できませんが、正答から、上下顎骨の前後的関係を示すANB角が標準範囲にある骨格性Ⅰ級で、前歯部の垂直的被蓋(オーバーバイト)が大きい過蓋咬合と診断される症例と考えられます。骨格型は顎骨の前後的関係で、診断名は歯列・咬合の状態で決めるため、両者を分けて評価することが重要です。上顎前突や反対咬合を示す所見はないと考えられます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-02.html)を加工して作成