45歳の男性。上顎右側第一大臼歯に金属インレーを試適したところ、窩洞の奥まで入ら…
45歳の男性。上顎右側第一大臼歯に金属インレーを試適したところ、窩洞の奥まで入らず、浮き上がっていた。適合試験材を用いて確かめると、インレーの内面の一点だけが強く当たっていた。窩洞にはアンダーカットはない。原因として最も適切なのはどれか。
- ⑴ 隣の歯との接触点が弱く、インレーが歯間に入り込みすぎている。接触点が弱いと奥まで入りすぎますが、浮き上がりの原因にはなりません。
- ⑵ 窩洞の窩壁が広がりすぎていて、インレーが窩洞の中で動いている。窩壁が広すぎると緩くなりますが、一点で当たって浮き上がることはありません。
- ⑶ インレーの咬合面が低く、対合の歯と接触していない。咬合面の高さは窩洞への入り具合とは関係しません。
- ⑷ 鋳造でインレーの内面にできた小さな突起が、窩壁に当たっている。内面の突起が一点で当たると浮き上がるため、適合試験材で見つけて削ります。
- ⑸ 窩洞の中に唾液が少し残っており、インレーがすべっている。唾液が残っていても、インレーが浮き上がって入らない原因にはなりません。
解説
最も適切なのは、鋳造のときにインレーの内面にできた小さな突起が、窩壁に当たっていることです。埋没の際にワックスパターンの表面に気泡が付いていると、鋳造体の内面に小さな球状の突起ができます。突起が窩壁に当たると、インレーが奥まで入らずに浮き上がります。適合試験材で当たっている部位を確かめて削り、適合させます。窩洞にアンダーカットがある場合も同じように入らなくなります。
当サービスが作成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。