歯科医師が、患者に下顎を前方や側方へ滑らせてもらいながら、上下の歯の接触を診察し…
歯科医師が、患者に下顎を前方や側方へ滑らせてもらいながら、上下の歯の接触を診察した。所見と、その所見の呼び方の組合せとして正しいのはどれか。3つ選べ。
- ⑴ 右側方へ動かしたときの、下顎が移動していく右側:平衡側下顎が移動していく側は作業側で、反対側が平衡側です。
- ⑵ 右側方へ動かすと右側の上下の犬歯が接触し、臼歯は離れる:犬歯誘導側方運動で作業側の犬歯が下顎を導き、臼歯を離開させる様式が犬歯誘導です。
- ⑶ 右側方へ動かすと、左側の上下の大臼歯が接触する:平衡側の咬合接触側方運動で移動する側と反対の側が平衡側で、そこでの接触は平衡側の咬合接触です。
- ⑷ 前方へ動かすと上下の前歯の切縁が接触し、臼歯は離れる:切歯誘導前方運動で前歯が下顎を導き、臼歯を離開させる働きを切歯誘導と呼びます。
- ⑸ 右側方へ動かすと右側の小臼歯と大臼歯が同時に接触する:犬歯誘導作業側の複数の歯が同時に接触して導く様式は、グループファンクションです。
解説
正しいのは、作業側の犬歯だけが接触して臼歯が離れる犬歯誘導、移動側と反対側の大臼歯が接触する平衡側の咬合接触、前方運動で前歯が接触して臼歯が離れる切歯誘導の3つです。側方運動では、下顎が移動していく側を作業側、反対側を平衡側と呼びます。作業側で複数の歯が同時に接触して導く様式はグループファンクションです。平衡側の接触は、歯や顎関節への過大な負担の原因になることがあります。
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