48歳の男性。1日20本の喫煙を20年間続けている。中等度の慢性歯周炎がある。喫…
48歳の男性。1日20本の喫煙を20年間続けている。中等度の慢性歯周炎がある。喫煙と歯周炎の関係について説明する。正しいのはどれか。3つ選べ。
- ⑴ 禁煙しても歯周組織の状態は改善せず、治療の効果も変わらない。禁煙すると歯周治療の効果が高まり、状態の改善が期待できます。
- ⑵ ニコチンが歯肉の血流を増やし、歯周病原細菌を洗い流しやすくする。ニコチンは血管を収縮させ、歯肉の血流を減らします。
- ⑶ 歯肉の血管が収縮し、炎症があっても出血が少なく見える。出血が少ないため、炎症が過小に評価されやすくなります。
- ⑷ 歯周治療の後の歯周組織の治り方が、喫煙しない人より悪くなる。喫煙は創の治癒や組織の再生を妨げます。
- ⑸ 喫煙しない人に比べて、歯周炎が発症しやすく進みやすい。喫煙は歯周炎の重要な危険因子です。
解説
正しいのは、炎症があっても出血が少なく見えること、歯周治療の後の治り方が悪くなること、歯周炎が発症しやすく進みやすいことの3つです。喫煙は歯周炎の最も重要な環境の危険因子の一つで、血管の収縮、免疫の働きの低下、創の治りの遅れを起こします。出血が少ないために見逃されやすい点にも注意します。禁煙すると歯周治療の効果が高まるため、禁煙の支援も歯周治療の一部です。
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