9歳の女児。下顎の前歯部に軽い叢生がある。乳犬歯と第一乳臼歯、第二乳臼歯はまだ残…
9歳の女児。下顎の前歯部に軽い叢生がある。乳犬歯と第一乳臼歯、第二乳臼歯はまだ残っている。保護者に、乳臼歯部から永久歯への交換で生じるすき間について説明する。正しいのはどれか。3つ選べ。
- ⑴ 後継の永久歯の幅の合計のほうが、乳歯の幅の合計より大きい。乳犬歯と乳臼歯の幅の合計のほうが大きくなります。
- ⑵ 乳犬歯と乳臼歯の幅の合計は、後継永久歯の幅の合計より大きい。この差をリーウェイスペースといい、交換期に余地として生じます。
- ⑶ このすき間の大きさは、上顎よりも下顎のほうが大きくなっている。下顎では第二乳臼歯が大きく、差が上顎より大きくなります。
- ⑷ 舌側弧線装置で大臼歯を保てば、すき間を叢生の改善に使える。大臼歯の近心移動を防ぐと、すき間を前歯の排列に生かせます。
- ⑸ このすき間は、交換の後も大臼歯が動かないため自然に保たれる。放置すると大臼歯が近心へ動き、すき間は失われやすくなります。
解説
正しいのは、乳犬歯と乳臼歯の幅の合計が後継永久歯より大きいこと、このすき間が下顎で大きいこと、舌側弧線装置で大臼歯の位置を保つと叢生の改善に使えることの3つです。この幅の差をリーウェイスペースといいます。何もしなければ、交換の時期に第一大臼歯が近心へ移動してこのすき間は失われます。軽い叢生では、大臼歯の位置を保つことで、すき間を前歯の排列に生かせることがあります。
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