9歳の女児の保護者から、頭の骨がどのように大きくなっているのかを尋ねられた。頭蓋…
9歳の女児の保護者から、頭の骨がどのように大きくなっているのかを尋ねられた。頭蓋の成長について正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 下顎骨の成長は乳歯列が完成する3歳ころにほぼ終わる。下顎骨は思春期にも大きく成長し、成長の終わりは最も遅い部類です。
- ⑵ 頭蓋冠は脳の成長に合わせ、縫合の部分で骨が添加されて大きくなる。頭蓋冠は膜内骨化の骨で、縫合での骨の添加によって広がります。
- ⑶ 頭蓋底の蝶後頭軟骨結合は、思春期のころまで軟骨性の成長を続ける。蝶後頭軟骨結合の成長が、頭蓋底の前後の長さを増やします。
- ⑷ 頭蓋冠は長骨と同じように、軟骨が骨に置き換わる軟骨内骨化で大きくなる。頭蓋冠は結合組織の中に直接骨ができる膜内骨化の骨です。
- ⑸ 鼻上顎複合体の前下方への成長は、出生前にほぼ完了している。鼻上顎複合体は出生後も前下方へ成長を続けます。
解説
正しいのは、頭蓋冠が縫合の部分での骨の添加で大きくなること、蝶後頭軟骨結合が思春期のころまで軟骨性の成長を続けることの2つです。頭蓋冠は脳の発育に合わせて早い時期に大きくなり、神経型の成長を示します。頭蓋底は軟骨結合での成長で前後に伸びます。顔面の骨は一般型に近い成長を示し、上顎は縫合と表面の添加、下顎は下顎頭と表面の添加で思春期まで大きくなります。
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