60歳の男性。舌の後方の部分に触れても感覚が鈍く、咽頭に触れたときの吐き気を催す…
60歳の男性。舌の後方の部分に触れても感覚が鈍く、咽頭に触れたときの吐き気を催す反射も弱いことが分かった。舌の発生と神経の支配の関係から考えて、障害が疑われる神経と、舌のこの部分が由来する鰓弓の組合せとして正しいのはどれか。
- ⑴ 舌咽神経:第三鰓弓舌の後方は第三鰓弓に由来し、感覚と味覚は舌咽神経が担います。
- ⑵ 舌下神経:後頭体節舌下神経は舌の筋を動かす運動神経で、感覚は担いません。
- ⑶ 三叉神経:第一鰓弓第一鰓弓に由来するのは舌の前方で、三叉神経が一般の感覚を担います。
- ⑷ 顔面神経:第二鰓弓顔面神経は鼓索神経として舌の前方の味覚を担います。
- ⑸ 迷走神経:第四鰓弓迷走神経が担うのは舌根の最も後方と喉頭蓋の付近です。
解説
正しいのは、舌咽神経と第三鰓弓の組合せです。舌の前方の約3分の2は第一鰓弓に由来し、一般の感覚は三叉神経の舌神経、味覚は顔面神経の鼓索神経が担います。後方の約3分の1は主に第三鰓弓に由来し、感覚と味覚の両方を舌咽神経が担います。舌咽神経は咽頭の感覚も伝えるため、障害されると咽頭反射も弱まります。舌の筋は後頭部の体節に由来し、舌下神経が支配します。
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