80歳の女性。定期的な歯科健診で来院した。若いころと比べた口腔の加齢変化について…
80歳の女性。定期的な歯科健診で来院した。若いころと比べた口腔の加齢変化について説明することになった。加齢に伴って起こる変化として正しいのはどれか。3つ選べ。
- ⑴ 歯髄の細胞と血管が増え、歯髄腔が広くなっていく。加齢で歯髄の細胞は減り、第二象牙質の添加で歯髄腔は狭くなります。
- ⑵ 咬耗によって歯冠が短くなり、象牙質が露出してくる。長年の咀嚼で咬耗が進み、象牙質が露出しやすくなります。
- ⑶ 歯の色が黄色みを増して、濃く見えるようになる。象牙質が厚くなりエナメル質が薄くなって、歯は濃い色に見えます。
- ⑷ 歯肉が退縮して、歯根面が口腔内に露出しやすくなる。歯肉の退縮によって歯根面が露出し、根面齲蝕が起こりやすくなります。
- ⑸ 唾液腺の腺房細胞が増え、安静時の唾液の量が増える。加齢で腺房細胞は減って脂肪や結合組織に置き換わります。
解説
正しいのは、咬耗で象牙質が露出すること、歯の色が黄色みを増すこと、歯肉が退縮して歯根面が露出しやすくなることの3つです。加齢とともに、エナメル質は咬耗で薄くなり、第二象牙質の添加で象牙質が厚くなるため、歯の色は濃く見えます。歯髄腔は狭くなり、歯髄の細胞と血管は減ります。唾液腺では腺房細胞が減り、服薬の影響も加わって口が乾きやすくなります。
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