15歳の女子。叢生を主訴に来院した。小臼歯を抜去して治療するかどうかを検討してい…
15歳の女子。叢生を主訴に来院した。小臼歯を抜去して治療するかどうかを検討している。抜去を選ぶ方向に働く所見はどれか。2つ選べ。
- ⑴ 歯列弓の長さの不足がわずかで、歯の間を少し削れば並べられる。不足がわずかであれば、抜去せずに並べる方法が選ばれやすくなります。
- ⑵ 上下の顎の前後の関係が正常で、歯の傾きにも大きな問題がない。骨格と歯の傾きに大きな問題がないことは、それだけで抜去を選ぶ理由になりません。
- ⑶ 歯の大きさの合計に対して、歯列弓の長さが大きく不足している。大きなスペースの不足は、抜去によって余地を得る必要性を高めます。
- ⑷ 上下の口唇が前に突出しており、口唇を閉じるのに力が必要である。前歯を後退させて口元の突出を改善するために、抜去が選ばれやすくなります。
- ⑸ 上下の前歯がすでに舌側へ傾き、横から見た口元が引っ込んでいる。口元が引っ込んでいる場合は、抜去でさらに前歯を下げると口元が過度に後退します。
解説
抜去を選ぶ方向に働くのは、歯列弓の長さが大きく不足していること、口唇が前に突出して閉じるのに力が必要なことの2つです。抜去するかどうかは、スペースの不足の量、前歯の傾き、口元の突出感、骨格の関係などを合わせて判断します。不足が大きく口元が突出していれば、小臼歯を抜去して前歯を後退させる計画が選ばれやすくなります。前歯がすでに舌側へ傾き口元が引っ込んでいれば、抜去は避ける方向に働きます。
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