15歳の男子。脳性麻痺があり、全身の筋の緊張が強く、驚くと体が反り返るような動き…
15歳の男子。脳性麻痺があり、全身の筋の緊張が強く、驚くと体が反り返るような動きが出やすい。歯科治療を行うときの姿勢と配慮として最も適切なのはどれか。
- ⑴ 体が動かないように、手足をまっすぐに伸ばした姿勢でベルトで固く押さえて治療する。手足を伸ばして強く押さえると筋の緊張がさらに高まりやすくなります。
- ⑵ 頭部をやや前に傾け、股関節と膝関節を曲げた姿勢にして、急な音や刺激を避けて治療する。体を丸めた姿勢は反り返る反射を起こしにくく、急な刺激を避けると驚きによる動きも防げます。
- ⑶ 緊張をほぐすため、治療の開始を知らせずに不意にエアーを吹きかけて口を開けさせる。予告のない刺激は驚きによる反射を引き起こし、体が大きく反り返る原因になります。
- ⑷ 頭部を後ろに強く反らせた水平の姿勢をとらせ、口を大きく開けさせた状態のまま治療を進める。頭を後ろへ反らせると全身を反り返らせる反射が起こりやすく、治療が難しくなります。
- ⑸ 口が閉じないよう、開口器を使わずに術者の指を歯の間に入れて口を開けたままにする。強いかむ反射で指をかまれる危険があり、開口を保つには適切な器具を用います。
解説
最も適切なのは、頭部をやや前に傾け、股関節と膝関節を曲げた姿勢にして、急な音や刺激を避けて治療することです。脳性麻痺では、頭の位置の変化や驚きをきっかけに、全身を反り返らせる反射や筋の緊張が出やすくなります。体を丸めるような姿勢はこれらの反射を起こしにくくします。治療の前には何をするかを伝え、急な音や光を避けます。開口の保持には指ではなく開口器などを用います。
当サービスが作成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。