ソクマル歯科医師

58歳の男性。数日前から、階段を上ると左の下顎から歯にかけて締めつけられるような…

58歳の男性。数日前から、階段を上ると左の下顎から歯にかけて締めつけられるような痛みが出て、休むと数分で消えるという。歯と歯周組織に痛みを説明できる所見はなく、下顎の伝達麻酔をしても痛みの出方は変わらなかった。この痛みについて最も考えられるのはどれか。

解説

心臓の虚血による痛みが下顎に感じられる関連痛が最も考えられます。労作で起こり安静で数分のうちに消える締めつけ感は狭心症の特徴で、心臓からの痛みの情報が体表や顎からの感覚と同じ経路に入るため、下顎や歯の痛みとして感じられることがあります。歯に原因がなく、局所麻酔で痛みが変わらない点が歯原性の痛みと区別する手がかりです。この場合は歯科治療を進めず、医科へ速やかに紹介します。
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