ある町で住民1,000人を1年間観察した。観察を始めた時点で歯周炎のある人は20…
ある町で住民1,000人を1年間観察した。観察を始めた時点で歯周炎のある人は200人であった。歯周炎のなかった800人のうち、1年間に新たに40人が歯周炎になった。この1年間の歯周炎の累積罹患率はどれか。
- ⑴ 24.0%1年後に歯周炎のある240人を1,000人で割った値で、終了時の有病率です。
- ⑵ 5.0%観察開始時にかかっていなかった800人を分母とし、40人÷800人で5.0%になります。
- ⑶ 20.0%観察開始時の有病者200人を1,000人で割った値で、開始時の有病率です。
- ⑷ 4.0%新たに発症した40人を住民全体の1,000人で割っており、分母に既にかかっている人が入っています。
- ⑸ 25.0%開始時の有病者200人を、かかっていなかった800人で割っており、意味のある指標になりません。
解説
累積罹患率は5.0%です。罹患率は、一定期間に新たに発症した人の割合を表し、分母には観察の開始時点でその疾患にかかっていない人、つまり発症する可能性のある人を置きます。この例では40人÷800人×100で5.0%になります。一方、有病率はある時点で疾患にかかっている人の割合で、開始時は200人÷1,000人で20.0%です。両者の分母の違いに注意します。
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