口腔がんと診断された患者100人と、口腔がんのない人200人を集め、過去の喫煙と…
口腔がんと診断された患者100人と、口腔がんのない人200人を集め、過去の喫煙と飲酒の習慣を聞き取って比べる研究を行った。この研究について正しいのはどれか。3つ選べ。
- ⑴ 研究者が喫煙の有無を割り付けて、影響を調べる。要因を研究者が割り付けるのは介入研究で、喫煙を割り付けることは倫理的にも行えません。
- ⑵ 対象者を将来へ追跡して、罹患率を直接求める。将来へ追跡して罹患率を求めるのはコホート研究の方法です。
- ⑶ 研究の型は、症例対照研究にあたる。疾患のある人とない人を集め、過去の要因へのばく露を比べるのは症例対照研究です。
- ⑷ まれな疾患の要因を調べるのに向いている。患者をはじめから集めるため、発生の少ない疾患でも効率よく調べられます。
- ⑸ 要因と疾患の関連の強さは、オッズ比で示す。罹患率を直接求められないため、関連の強さはオッズ比で表します。
解説
症例対照研究にあたること、まれな疾患に向いていること、関連の強さをオッズ比で示すことの3つが正しいです。症例対照研究は、疾患のある人(症例)とない人(対照)を集め、過去の要因へのばく露を比べます。短期間で行え、まれな疾患にも使えますが、記憶に頼るため思い出しの偏りが生じやすい点に注意が要ります。罹患率は求められないので、オッズ比で関連を表します。
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