28歳の女性。転倒して頬部の皮膚に長さ15mmの切創を生じ、1時間後に来院した。…
28歳の女性。転倒して頬部の皮膚に長さ15mmの切創を生じ、1時間後に来院した。創を十分に洗浄し、異物がないことを確認した。この創を縫合する方法として適切なのはどれか。
- ⑴ 結び目を創の真上に置き、糸の両端を長く残して創面に沿わせておく。結び目は創の脇に置き、糸の端は短く切って創面への刺激を避けます。
- ⑵ 太い縫合糸で強く締め、創縁が内側に巻き込まれるように合わせる。強く締めて創縁が内反すると、陥凹した目立つ瘢痕や縫合糸の跡が残ります。
- ⑶ 針の刺入点を創縁から大きく離し、創を広い幅でまとめて寄せる。刺入点を離しすぎると縫合跡が大きくなり、顔面では創縁の近くを細かく縫います。
- ⑷ 皮下の層は縫わずに死腔を残し、表皮のみを細かく密に縫い合わせる。死腔が残ると血液がたまって感染しやすく、皮下から層ごとに合わせて縫います。
- ⑸ 細い縫合糸を用い、創縁がわずかに盛り上がるように合わせて縫う。創縁をわずかに外反させて合わせると、治癒後の瘢痕が目立ちにくくなります。
解説
細い縫合糸を用い、創縁がわずかに盛り上がるように合わせて縫うのが適切です。顔面の創では瘢痕を目立たなくすることが重要で、皮下を吸収性の糸で合わせて死腔をなくし、皮膚は細い糸で創縁の近くを細かく縫います。創縁は治癒の過程で平らになるため、わずかに外反させて合わせます。強く締めすぎたり刺入点を離しすぎたりすると縫合跡が残り、結び目は創の真上を避けて置きます。
当サービスが作成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。