ソクマル歯科医師

5歳の男児。乳歯がすべて琥珀色を帯び、咬耗が著しい。エックス線検査では歯髄腔が狭…

5歳の男児。乳歯がすべて琥珀色を帯び、咬耗が著しい。エックス線検査では歯髄腔が狭くなっていると読影された。父親の永久歯にも同様の変化がみられる。この児の歯の変化の原因の分類として正しいのはどれか。

解説

遺伝子の変化による先天性の疾患、すなわち遺伝性の象牙質形成不全症と考えられます。すべての乳歯が琥珀色を帯び、エナメル質がはがれて咬耗が著しく、歯髄腔が狭くなる所見が特徴的です。父親にも同じ変化があることから、常染色体優性の遺伝形式が示唆されます。疾病は原因によって遺伝性・先天性のものと、感染や外傷、薬物、環境などによる後天性のものに分けられ、原因の分類は予防や家族への説明に役立ちます。
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