15歳の女子。叢生と口元の突出感を主訴に来院した。矯正歯科治療の治療計画を立てる…
15歳の女子。叢生と口元の突出感を主訴に来院した。矯正歯科治療の治療計画を立てるにあたって考慮する事項として正しいのはどれか。3つ選べ。
- ⑴ 叢生があれば、その程度や側貌によらず第一大臼歯を抜歯して空隙を作る。抜歯の要否と部位は空隙の不足量や側貌から決め、第一大臼歯を一律に抜くことはありません。
- ⑵ 歯の大きさの合計と歯列弓の長さの差が大きいときは、抜歯を検討する。必要な空隙が大きく不足する場合は、小臼歯の抜歯などで空隙を作ることを検討します。
- ⑶ 口唇の突出が強い側貌では、小臼歯の抜歯で前歯の後退を検討する。前歯を後方へ移動すると口唇の突出が改善し、側貌が整います。
- ⑷ 成長が残っている時期は、顎の成長の方向と量を見込んで計画する。成長期には顎の成長を予測し、必要に応じて成長を利用した治療を組み込みます。
- ⑸ 治療計画は歯列模型の分析で決め、顔貌の評価は治療が終わってから行う。顔貌や側貌は治療計画の段階から評価し、目標の設定に用います。
解説
歯の大きさと歯列弓の長さの差、側貌の口唇の突出、成長の見込みの3つを考慮します。矯正歯科治療の計画では、歯を並べるのに必要な空隙と実際の空隙の差を求め、不足が大きければ抜歯を検討します。口唇の突出が強い場合は、小臼歯を抜歯して前歯を後退させると側貌が改善します。成長期には顎の成長を予測して計画に組み込みます。歯列模型だけでなく、顔貌や頭部エックス線規格写真を合わせて総合的に判断します。
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