2歳の男児。2日前から39℃の発熱があり、食事をとらなくなった。歯肉全体が赤く腫…
2歳の男児。2日前から39℃の発熱があり、食事をとらなくなった。歯肉全体が赤く腫れて出血しやすく、口唇、舌、頬粘膜に多数の小さな水疱と潰瘍がみられる。これまで同じような症状はない。この疾患について正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 病変は軟口蓋と口蓋弓に集まり、歯肉には炎症がみられない。軟口蓋と口蓋弓に病変が集まるのは、ヘルパンギーナの特徴です。
- ⑵ 細菌による感染症であり、抗菌薬の投与が治療の中心となる。ウイルス感染症で、抗ウイルス薬と水分補給などの対症療法が中心です。
- ⑶ 発疹に先立って、頬粘膜に白い小さな斑点が現れる。頬粘膜の白い小斑点が先立つのは麻疹のコプリック斑です。
- ⑷ 単純ヘルペスウイルスに初めて感染したことで起こる。乳幼児の疱疹性歯肉口内炎は、単純ヘルペスウイルスの初感染で起こります。
- ⑸ 歯肉の発赤と腫脹が強く、出血しやすくなるのが特徴である。口腔の広い範囲の水疱に加え、歯肉の強い炎症を伴うのが特徴です。
解説
単純ヘルペスウイルスの初感染で起こること、歯肉の強い発赤と腫脹を伴うことの2つが正しいです。乳幼児が初めて単純ヘルペスウイルスに感染すると、高熱とともに歯肉が赤く腫れ、口唇・舌・頬粘膜など口腔の広い範囲に水疱と潰瘍ができます。痛みで飲食ができず脱水になりやすいため、抗ウイルス薬や水分の補給を行います。軟口蓋と口蓋弓に病変が集まるヘルパンギーナや、麻疹のコプリック斑と区別します。
当サービスが作成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。